日本人美容師の素晴らしさを海外へ
飽和状態と言われる日本の美容業界。
コンビニの4倍、信号機と同じ数ほどある美容サロン。
2019年現在では20万件を超えると言われています。昔から手先の器用さや、おもてなし精神で誇れる日本の美容師さんですが、近年サロン数の過増加や価格低下、働き手不足などさまざまな悩みを抱えています。
中でもとりわけ問題なのは、サロン数の問題ではないでしょうか?
東京や大阪などの都市部では、一つのビルの中に何件ものサロンが混在している現実。某大手予約サイトで検索をかければ、小エリア内でも数百件を超える結果が・・・
美容師としてキャリアをスタートさせ、アシスタント時代を経てスタイリストになり、お客様を担当させていただく。たくさんのお客様に支持をしていただき、その先は独立して自分のお店を持つ。そんなセオリーが従来の美容師の進む道でした。
独立だけが道では無いのでは?
狭い日本のなかで、集客や価格などの競争に疲弊していく様子が、同じ業界に身を置くものとして、少し寂しく感じています。そんな飽和している美容業界だからこそ、市場を日本から海外へ移すべきだと思っています。
率直に言って、まだまだ日本人の美容師は海外で求められています。
よく他のサイトなどでは
「もう海外も飽和状態だよ。」
なんてことが言われていますが、現実は少し違うんです。
確かにカリフォルニアにも日系サロン、日本人オーナーのサロンはたくさんあります。
ですが、そのサロンは店舗を構えてから十数年。また、働いている美容師の多くは渡航する前の技術、知識のまま変わらずにいらっしゃる方たちが多く溢れているのです。
確かに”日本の技術”を持っている美容師に変わりはありません。
ですが、”10年以上前の日本の技術”で止まってしまっています。
そんな現場だからこそチャンスが溢れているのです。
日本の高水準の美容業界で、身も心もすり減らしながら努力ができる美容師だからこそ、新しい環境に身をおいて、開拓をしていくという道を選択していくべきであると思っています。